▼イビサ島に行ってきました

つい先日イビサ島に行ってきたのでそのときの話を書こうと思います。

そもそもなぜクラブのクの字も知らないような僕がこの世紀のパーティー島であるイビサ島にいくはめになったかというと、友人とスぺイン、イタリア旅行中にイビサ島に行くよと告げられたことが始まりでした。

当時の僕はイビサ島?なんだそこ?って状態だったのでとりあえずまぁ画像検索してみることに。
するとなんとまぁ白い建物青い海って感じの素晴らしいリゾート地じゃありませんか。
そりゃまぁわっくわくしますよね。
なんたって普段は海さえ行けずに海に行ったとの友人のSNSの投稿にハンカチ噛みながら椅子に座ってるわけですからね。

とまぁ気分は有頂天の僕は初日で地に叩き落とされることになり、最終日にはイビサええわぁというようになる激動の4日間を過ごします。


一日目

イビサ島に到着した僕たち一行はとりあえず空港からホテルに向かうことに。
僕たちの宿はサンアントニオといってイビサタウンとは逆?くらいの位置にありました。
何故サンアントニオの宿にしたかというと、サンアントニオはイビサタウンより宿代が断然安いからです。
でもお金があるならイビサタウンのほうがいいと思います…。
その理由はのちにわかります。

さっそくサンアントニオに向かうわけですがサンアントニオは空港から離れていて、バス・タクシーで15~30分ほどかかります。バスは5€で乗れるのですが大体一時間程度の間隔で運行してるのでうまくいかないと待ち時間が結構あったりします。
今回は丁度バスが行った後の到着となってしまい結局タクシーで行くことにしました。

このタクシーなのですが注意すべきことがあり、公式タクシーとは別に白タクと呼ばれる違法タクシーが存在します。法外な料金を取られるそうなので気をつけてください。一般に、公式タクシーは公式の発着所でしか人を乗せることができないので違法タクシーに乗りたくなかったらちゃんとしたタクシー乗り場から乗りましょう。

タクシーに乗り込みいざサンアントニオへ

今回は空港からサンアントニオまで18分ほど、30€ほどで済みました。
タクシーの運ちゃんの飛ばし具合がやばかったです。
軽く120kmはでてました…。

ホテル到着後

ホテルなのですがこのホテルを含めた3つの宿全てでエアコンが使えなくて、一つの宿ではお湯がでないということもありました。なのでホテルではその点を覚悟したほうがいいと思います。

荷物も置きひと段落終えたあと、早速海に行くことに。
待ちに待った海です。
あの青い…、あお、青い?ん?なんだこれ…。

海に行ってびっくり。
それもそのはず、海には一面に一杯の藻がわさわさ、それはもうわさわさと。
こんなの泳げないじゃない…。
そんな僕の落胆を傍目に外人キッズたちは気にせずバシャバシャモサモサって感じで。
リアルにOh…って声が漏れました。ええ漏れました。

そしてなにより人が全くいない。
いるのは家族連れ二組と、日焼けしにきてるトップレスのチャンネーとカップルくらいでした。
そりゃあまぁ藻だらけだからな…。

一通り海沿いを歩いたあと海で遊ぶことをあきらめ夕飯探しをすることに。
ここで道をてくてく歩いているときにある発見をしてしまいます。

道のいたるところに血の染みが…。
ひえぇぇぇっぇぇぇぇぇええぇぇぇぇ…。

明かされる事実

どうやら白い建物、青い海はイビサタウンのほうだったようで…。
サンアントニオの夕日も綺麗だったのですが僕の理想とは違いました。

そして僕は気づきます。
あたりからズンズンドコドコと聞こえてくる電子音の多さに。

僕「あれ?なんかクラブ多くない?」
友「知らなかったの?イビサって世界的に有名なパーティー島なんだよ?」
僕「Oh…」

本日二度目のOh…。
イメージを打ち砕かれ、血の染みにビビる僕のイビサ島がついに始まりを告げました。

二日目

泡パーティーに行きたい

友人がどうしても泡パーティーにいきたいらしく、正直もうどうにでもなれと思っていたので(初日の夜、黒人がマリを買わせようとしてきたり、レジで並んでたらラリッた兄ちゃんにタックルされたりと…)チケットを探すことに。
このチケットなのですが正規の値段で買うととても高いです。
なので町のチケット売りから安く買おうとするわけなのですがこれまた注意が必要で、いくつか回ってると他と比べるととても安いチケットを売ってる人がいます。ですがそのチケットは大体制限付き(午前4時以降入場可)である可能性が高いのであまり買うことはおすすめできません。大体制限付きであることをはぐらかしてくるので怪しいと感じたら一言いれてすぐ立ち去りましょう。

僕たちが買ったチケットのおっさん曰く、40€くらいで買って46€くらいで転売してんだから40€より安いことなんてねぇぞ、と。泡パでそのときのメインDJがパリスヒルトンであったのもありそのくらいの金額に大体なるみたいです。相場はその時々によって違うので最低でも3~4か所くらいチケット売り場を回って相場を確かめてから買うと確実だとおもいます。

いざ泡パへ

泡パを開催しているのはクラブAmnesiaといって最大収容人数5000人とまぁ凄くでかいところです。
ですが場所が丁度イビサタウンとサンアントニオの真ん中のド田舎に位置しているのでアクセスがめちゃめちゃクソです。しかしながらイビサではクラブバスといって夜中ずっと走り続けてるバスがあるので、イビサタウンにいるにせよサンアントニオにいるにせよそのバスを使えば勝手にクラブまで連れてってくれます。料金は2.5€でした。

また泡パは文字通り泡が死ぬほど出てくるパーティーなので服とか靴とかタオルを持っていったほうが良いと思います。ゴーグルも個人的にはあったほうがいいです。荷物は入場して右にあるカウンターの姉さんに言えば4€くらいで預けることができます。

泡パといっても泡が出るのはラスト一時間くらいなので、大体午前5~6時頃から泡が出始めます。
僕が行ったときは5時から泡放出の6時終わりでした。
ですのでよほど体力に自信がある方以外は3~4時ぐらいにクラブに到着で十分楽しめると思います。
もっと前から到着して泡パの前にばててしまうのはもったいないです。

まぁそんなこんなかんじで当時の僕は戦々恐々としながら友人と共に人生初クラブへ…。
クラブなんて悪いニーちゃんネーちゃんが行くところや…なんて思っていた僕にとってそれはもうドドンパに乗っている時くらい叫びたかったです。まして海外ですしね。

が、そんな懸念も杞憂でした。

AmnesiaではIDチェックはチケットを見せるだけで終わり、あとは持ってきたカバンの中身を入口のおっさんに見せただけですんなり入れました。おっさんも見た目は怖いけど普通に対応してくれます。

Amnesiaは二つのフロアに分かれており、入って右側のほうで泡パが開催されます。
ですので僕たちはまず荷物を預けることもあり、右のフロアへ。

ひいいいいいいいい。
と思っていた割には中では割と普通に兄ちゃんやおっさんたちが音楽に乗って体を揺らしていて、僕が想像していた酒にまみれていざこざがおきているような修羅な世界はありませんでした。
後に知ったのですがいざこざが起きると店も経営できなくなるので日本でも海外でも結構マナーは厳しいらしいですね…。

爆音が全身を震わせてかつてないほどの高揚感が募ります。
クラブに行く前にお酒を入れていたせいか(クラブ内のお酒は高額なのでクラブに行く前に飲んだほうがよいです)すぐにテンションはマックスに。

そこにパリスヒルトン登場。
パリスとその愉快な仲間たちは登場するやいなや光るヒルトン棒をいろんな場所に一斉に投げ始めました。
このヒルトン棒なんですがなかなかDJブースの近くにいないと手に入りづらいです。
僕の場合めちゃヒルトン棒持った兄ちゃんがそばに来て手渡ししてくれたのでなんとかゲットできました。
これがそのヒルトン棒とパリスです。

IMG_3966


もう怖いとかそういう感情は一切なくなりただただ楽しい空間が広がります。
クラブ初心者の僕でも十分に雰囲気になじめることができました。

そしてパリスヒルトンがDJで回し始めていくらかたったあと、DJブースに透明なカバーがかかり始めます。
泡パくるか!?と期待したのですが実際に始まったのはこの30~40分後でした。
なので透明なカバーがかかり始めたらもうそろそろだなくらいに思った方がよいでしょう。

30~40分後。
パリスがAre you ready? 的なことを叫びます。
そしてついにカウントダウンへ。

5, 4, 3, 2, 1, エスプーマー!!

掛け声とともに一斉の泡、泡、泡。
たちまち腰まで泡が上り詰めてきました。
鳴り響く爆音の音楽、降りやまない泡、ほんとどうにかなりそうです(笑)
周りにいる全ての人がなんかしら叫んでます。

僕もおわあああああああっていいながらひたすら泡に埋もれてました。

こんな感じでどばぁーってでてます。

IMG_3967


中心部に行くとほんと息ができないのでほどほどの距離で楽しみましょう。
それとこの泡目に入るとめちゃくちゃ痛いです。
あとまずいです。

パリスと愉快な仲間たちによる泡の砲撃は勢いを衰えることなくどしゃどしゃ落ちてきます。
さらにパリスと愉快な仲間たちは浮き輪やイルカちゃんなどまさかの海セットを上から投げてきます。
勝手にとって勝手に装備していいので積極的に狙いにいきましょう(笑)
でも正直そんな余裕ありませんでした。
そんな感じで僕たちは中心部をヒットアンドアウェイしてました。

一通り楽しんだところで泡バズーカの直撃をくらいさすがに呼吸や疲れなどもろもろが厳しいので早期撤退することに。預けた荷物を貰い外へ。

着替えはしっかりしたほうがよいです。
泡が残っていると帰りのバスやタクシーに乗車拒否されるそうなので。
あと帰りのバスは当然ですが到着した場所の反対側にあります。
歩道橋があるのでそれを渡って反対側に行きましょう。

二日目を終えて

正直こんなにクラブが楽しいとは思いませんでした(笑)
外人もなかなかフレンドリーな方が多くジェスチャーや簡単な言葉ですぐみんなでうぇーいってできます。
クラブ初心者でなんとかなったのですからクラブを知っているひとならもっと楽しめるのではないでしょうか?
クラブ行ったことない人でも楽しめるので、ぜひスペインを訪れた際はイビサ島のクラブに行ってみてください。

(Aviciiのラストショーに行った三日目を含む後半はまた後日まとめようと思います。)